BNPパリバは、My Human Kitとファブラボ品川の理念に賛同し、同団体主催の「ファブリカリウム東京 2023」への特別協賛及び社員のボランティア活動を通じて、あらゆる方が自分らしく豊かに暮らし、また夢を実現できるよう支援しました。
「ファブリカリウム」とは「インクルーシブ・メイカソン」の別名で、メイカソンとは、「メイク(make)」と「マラソン(marathon)」を掛け合わせた造語です。
BNPパリバが世界的に支援するインクルーシブ・メイカソンは、3Dプリンタなどのデジタル工作機械といったテクノロジーを活用し、「ニードノウア(Need Knower・ニーズを知る人)」と呼ばれる障害のある人やその支援者が本当に欲しい道具作りに挑んでいます。 5月4日から3日間にわたり東京で開催されたイベントは、日本とフランスが協力して実現した初めてのイベントで、公募参加の50名に加え、BNPパリバの社員ボランティアなどが両国を結ぶ懸け橋として活動しました。ニードノウアとして参加したのは先天性、後天性の機能障害により不自由を持つ6名で、ステーキを自分で切って食べたい、「切れない包丁」でものを切る歓びを感じたいなど、それぞれの夢を持っています。
イベントは、各チームのニードノウアが抱く夢の聞き取り、そのために必要となる道具のアイデア考察から始まり、実際にテクノロジーを活用した道具の制作から成果発表を行う流れで行われました。
英語を共通語としながらも、フランスと日本というお互いの第一言語で円滑にコミュニケーションが取れるよう、BNPパリバの社員ボランティアが言葉の架け橋となり、また参加者は国をまたいだ創造性溢れるアイデアを実現すべく急遽道具を買いに走ったり、試行錯誤と議論を重ねながら6人のニードノウアが夢を実現できるよう取り組みました。
最終日の成果発表では6チームそれぞれの取り組み内容が発表され、会場から驚きの声や参加者からの質問が活発なコミュニケーションを生む様子が見られたほか、ライブパフォーマンスでは、音楽が会場の参加者を巻き込んで一体感を作り出す場面も見られました。
BNPパリバ アセットマネジメント株式会社CEO・代表取締役社長 土岐 大介は次のように述べています。
「フランス、日本から参加した方がこのイベントで初めて出会い、3日間にわたって話し合いと試行錯誤を幾度も重ね、障がいのある方が本当に欲しいものを生み出す姿は感動的でした。ボランティアとして参加したBNPパリバの社員も、そして私もイベントに参加し、直接皆様の“声”を聞くことで得られた気づきが多くありました。この素晴らしい取り組みをぜひ多くの方々に見て、体験していただきたいと思っています。引き続きBNPパリバは一人ひとりのウェルビーイングを高めるサポートをしてまいります。」
BNPパリバは、お客様や社会に良い影響をもたらせるよう企業の社会的責任を果たすことを原動力として、そしてすべての活動の指針として、強い信念を持って行動しています。EU圏を代表する金融機関である当グループは、国を超えて、またその懸け橋として、あらゆる人が自分らしく過ごせる社会の構築を目指し取り組んでいきます。
「ファブリカリウム東京 2023」主催
BNPパリバはEU圏、そして世界を代表する金融機関の一つです。