芸術教育支援 Dream Up(2018年~2020年)

芸術教育支援 Dream Up(日本)2018年~2020年のレポート

「NPO法人みんなのことば」と連携し、東京都内の3つの特別支援学校で、プロの演奏家によるクラシック音楽のワークショップや、生徒たちの成果を発表する場を、授業の一環として組み込みました。

2019年度の活動

2019年11月~2020年3月にかけて、ワークショップおよび発表会を行なう予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のための休校措置により、一部スケジュールを変更して実施しました。

学校課題曲
村山特別支援学校 高等部ベートーヴェン交響曲第5番「運命」より
第1楽章(合奏) 特別アレンジ
城東特別支援学校 小学部「ともだちになるために」(歌)
「カルメン」より闘牛士の歌(合奏)
臨海青海特別支援学校 中学部「君をのせて」(歌/合奏)
「パッフェルベルのカノン」(合奏)

各校とも限られた時間の中で、児童生徒と活発なコミュニケーションを図り良好な関係性を築くことができました。特に村山特別支援学校で、昨年はあまり表情を変えることがなかった生徒が、アーティストと一緒になって笑顔を見せる姿を見られたことは印象的でした。

生徒たちからは「えんそうしたのがたのしかった」「しっかりできてとてもうれしかった」、音楽の先生方からは「一人一人が自信をもって何かに取り組む姿勢の育成にお力添えいただけて嬉しい」「生徒たちにとってかけがえのない人生経験になっている」といったお声を頂きました。

その他の動画

2019年度 Dream Upロングバージョン

2019年度 Dream Up 村山特別支援学校バージョン

2018年度の活動

2019年1月~3月に各3回のワークショップを経たのち、「卒業生を送る会」でプロの演奏家(フルート・バイオリン・ビオラ・チェロ)との合奏を披露しました。

学校課題曲
村山特別支援学校 高等部歌劇「カルメン」より「闘牛士の歌」(ビゼー)
城東特別支援学校 中学部交響曲第9番より「喜びの歌」(ベートーベン)
城東特別支援学校 小学部ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)

生徒たちはそれぞれお気に入りの楽器を選んで、初めは各自のパートを把握し、ゆっくりと合わせるところから始めて、最後には舞台での素晴らしいパフォーマンスを成功させました。

生徒たちからは「良くできた、大成功だった」「ぼくもバイオリンをひいてみたい。きっとできると思う」、音楽の先生方からは「今まで見せたことのない反応を示す子がいた」「本番での集中力に驚かされた」といったお声を頂きました。

発表会のようす

村山特別支援学校 高等部のみなさん (2018年3月)
城東特別支援学校 小学部のみなさん (2018年3月)

関連リンク

村山特別支援学校と城東特別支援学校での発表のようすを「NPO法人みんなのことば」のWebサイトでより詳しくご紹介いただきました。(こちらをクリックしてご覧ください)

村山特別支援学校でのワークショップのようすを「NPO法人みんなのことば」のWebサイトでご紹介いただきました。(こちらをクリックしてご覧ください)

ボランティアに参加した社員の声

  • 限られた練習時間にもかかわらず、生徒さんの上達と成長を実感しました。
  • 恥ずかしがり屋だった生徒さんが、音楽に触れるうちに表情豊かになっていました。
  • 気持ちを表現することが難しい生徒さんも、楽しそうに演奏されていました。
  • みんなのことばのアーティストのみなさんが経験豊かで情熱的で、生徒さんの心をとらえていました!
  • 生徒さんを励ましているうちに、自信をもって演奏されるようになっていきました。
  • 特別支援学校でどのように過ごされているのか、初めて知る機会になりました。
  • 生徒さんたちのお名前やお顔を覚えたので、来年もお会いするのがとても楽しみです。

関連リンク

NPOみんなのことば

BNPパリバ財団